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元ファイヤーナイフ・ダンス世界チャンピオン
デイビッド・ガレアイさんインタビュー
比嘉景子

たくさんのお客様にお越しいただいた「お台場ハワイ・フェスティバル2006」

 皆さん、今年のゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?ご家族やお友達と海外旅行に行かれた方、国内でゆっくり休まれた方など、様々だと思いますが、東京ではゴールデンウィーク期間中9日間に渡り、お台場ビーナスフォートで「お台場ハワイ・フェスティバル2006」が開催されました。毎年恒例となったこのイベントは、お台場がまるごとハワイになってしまうというもので、期間中は国内外のハワイアン・ミュージシャンによるコンサートやフラのステージ、ウクレレとレイメーキングの体験教室、また5月1日のレイ・デーには、ハワイさながら来場者へレイのプレゼントなどが行われ、大勢の方がハワイの雰囲気を楽しまれました。

 今回、このイベントのためにポリネシア・カルチャー・センターから総勢15名のミュージシャンとダンサーが来日しました。彼らは、ポリネシア・カルチャー・センターのプロモーション・ダンサーで、アメリカ本土や世界各地で、ポリネシアン・ダンスショーを行っています。彼らダンサー達に加え、今年はポリネシア・カルチャー・センターにて毎年開催されているファイヤーナイフ・ダンス・コンテストで、弱冠26歳にして過去3回も世界チャンピオンに輝いたデイビット・ガレアイさんも来日しました。


ポリネシアン・ナイトショーに欠かせないミュージシャン達もハワイから来日しました

 ファイヤーナイフ・ダンスとは、ハワイの南西約4,000kmに位置する、サモア諸島の伝統的なダンスです。古代サモア人は先端にサメの歯や雄ブタの牙などを付けた「ニフォ・オティ」と呼ばれる木製の棒を、日常生活ではナイフとして活用し、また、敵と戦う際には武器をしても利用したそうです。そのニフォ・オティの両端に、燃料を染み込ませた布を巻き、火を点けたものがファイヤーナイフ。ファイヤーナイフ・ダンスは、燃え盛るナイフをぐるぐると体の周りで回したり(本来は素早い動きで敵を困惑させるために生まれました)、ダンサー同士でナイフを投げ合い見事キャッチするなど、迫力満点。

 また、ポリネシア・カルチャー・センターで毎年行われるファイヤーナイフ・ダンス・コンテストでは、これらの伝統的なダンス・ムーヴに加え、ダンサー達がそれぞれクリエイティブな技を競い合います。例えば、仰向けに寝た姿勢で足の裏で火の点いた部分を持ち上げたり、二本のナイフをフックで接続してさらに長くしたり。2003年に世界チャンピオンに輝いたデイビッドさんは、なんと三本ものファイヤーナイフを使うという驚くべき技で優勝を勝ち取ったのです。今回は、デイビッドさんに特別にお話しを伺うことができました。



デイビッド・ガレアイさん

カワラ版(K):ようこそ日本へ。今回が初めての来日ですか?

デイビッドさん(D):以前、プロモーションで福岡へ行ったことがあるよ。でも東京は今回が初めてだね。

K:東京の印象はいかがですか?

D:とてもきれいで、楽しい街だね。食事もすごく美味しいし気に入っているよ。福岡も素晴らしい街だったから、ぜひまた日本に来たいと思っていた時に、ちょうど今回のパフォーマンスの話が来てすぐにOKしたよ。願いが叶って、とても嬉しかった。

K:日本のお客さんの印象は?

D:最高だね!初日のステージでお客さん達が拍手してくれている時に、僕が手を上げたらどんどん拍手が大きくなって、少し下げたらピタッと止まったんだ。あれは初めてだったよ。盛り上がってくれて本当に嬉しかった。

K:ぜひハワイでもやってみて下さい。

D:そうだね。きっと向こうでも盛り上がるね。

K:日本の他には、どちらでパフォーマンスをされたことがありますか?

G:メインランド、タヒチ、ニュージーランド、中国、フィリピン。どこも楽しい思い出だね。

K:ところで、デイビッドさんは幾つからファイヤーナイフ・ダンスを始められたのですか?

D:6歳からだよ。もちろんその頃は、火は使わずにスティックで練習していたけどね。叔父(プレファノ・ガレアイ)が、ワールド・ファイヤーナイフ・ダンス・コンテストの創始者で、その影響からだね。僕のいとこも同じくポリネシア・カルチャー・センターでダンサーとして活躍しているし、2004年の世界チャンピオン、アレックス・ガレアイもいとこなんだ。

K:6歳!では、もう20年くらいのダンス経験があるのですね。

D:僕の祖父母はサモアから移住して来たんだ。僕はカリフォルニア州サクラメント生まれだけど、その後すぐにハワイに引っ越して来て、ノースショアのライエで育った。サモア系の家庭は、故郷を離れてハワイに移住しても、サモア文化を大切に生きているんだよ。だから、僕自身も幼い頃からサモアの文化に触れて育ってきたんだ。僕の5歳の娘にも、しっかりサモアの文化を伝えているよ。彼女が、将来僕と同じように「ダンサーになりたい」って言うか、まだ分からないけどね。

K:そうなったら、素晴らしいですね。日本ではKONISHIKIさんがサモア人だったことが知られていますが、サモア文化について少し教えていただけますか?


元ファイヤーナイフ・ダンス世界チャンピオンのデイビッド・ガレアイさんのパフォーマンス
写真提供:VenusFort

D:サモアと言ってすぐに思い付く代表的な文化としては、素早いスピードで高さ約13メートルのヤシの木に登ったり、ココナッツの実を割って中のジュースを飲んだり、木片を擦りあわせて火をおこしたりする事だね。サモア人は、ポリネシアの島々の中でも明るくて、「ハッピーな人々」として知られているんだよ。歌やダンスが大好きなのも、サモア人の特徴かな。

K:6歳にしてダンスを始められたデイビッドさんですが、その後はどのような経歴をお持ちですか?

D:10代でポリネシア・カルチャー・センターのファイヤーナイフ・ダンサーの一員になったんだ。妻とはポリネシア・カルチャー・センターで出会って、結婚後は彼女の故郷であるクック諸島に移り住み、ラロトンガ島のホテルなどでファイヤーナイフ・ダンサーを経験したよ。その時に、現地でファイヤーナイフ・ダンス・コンテストを始めたのも僕らだったんだ。

K:ラロトンガもとても美しい島ですね。

D:そうだね。その後、ハワイに戻り、1992年から毎年ポリネシア・カルチャー・センターで開催されているファイヤーナイフ・ダンス・コンテストに参加して、1999年、2000年、2003年とこれまでに3回世界チャンピオンになった。

K:このコンテストは今年も5月18日から20日にポリネシア・カルチャー・センターで行われますね。

D:今年で14回目の大会だね。東京からハワイに帰国してすぐだけど、僕も出場するよ。

K:それは楽しみですね!ぜひ本場で迫力あるコンテストを見たいものです。お台場でのショーも迫力がありましたが、本物の火を使ってのダンス、これまで大きなケガをしたことはありませんでしたか?

D:火傷はしょっちゅうだからね。腕や脚にも沢山傷がある。昨日のショーでも、ほら、人差し指を火傷してしまった。今までで一番大きなケガは、ナイフの後ろにあるフックが、アキレス腱の辺りに引っかかって貫通した事かな。

K:それは痛そう!!

D:でも、火傷なんてショーの最中は集中しているから、終わるまで全く気がつかないよ。

K:ファイヤーナイフ・ダンスは見ていてとてもハラハラしますが、奥様やお嬢さんから「危ないのでもう止めて!」と言われませんか?

D:二人とも何度も僕のショーを見ているから大丈夫、慣れているよ。


今回来日したダンサーの皆さん
写真提供:VenusFort

K:デイビッドさんが考える、ポリネシア・カルチャー・センターの一番の魅力とは何でしょう?

D:そうだね、皆が持っているスピリットだね。ダンサー仲間やそこで働く人々、全員が家族のように結束していて、センターに行くと、まるで家に帰ってきたような気持ちになるよ。

K:今回一緒に来日されたミュージシャンやダンサーの方々とも本当に仲が良さそうですね。いつもとても楽しそうにしていらっしゃるのがよく伝わって来ます。

D:僕は1987年にケイキ・ファッションショーのモデルとして参加してから、ずっとポリネシア・カルチャー・センターに関わり続けている。ハワイには、他にも同じようなショーが見られる場所があるけれど、僕はここが一番だと思っているよ。僕らダンサー達がなぜポリネシア・カルチャー・センターを愛して、ここで踊り続けているのか? それはやっぱりセンターに溢れるアロハ・スピリットの虜になるからだね。

K:また、ぜひそのアロハ・スピリットを感じにハワイへ遊びに行きたいと思います。今日は楽しいお話をどうもありがとうございました。

D:ありがとう。それではショーを楽しんで。


 日本ではめったに見ることができない本格的なポリネシアン・ダンスショー、そして最後は世界チャンピオンによる完璧なファイヤーナイフ・ダンスで締めくくられ、約40分間のショーはあっという間に過ぎてしまいました。

  今回のポリネシアン・ナイトショーではハワイ、トンガ、アオテアロア(ニュージーランド)、タヒチ、サモアと、5つの島のダンスが披露されました。この5つの島はそれぞれが独特の文化を持っており、一言で「ポリネシア」と言っても、そのリズムやダンスが異なりとてもユニーク。

ハワイ: お馴染み「フラ」。今回のショーでは、女性達がプイリやウリウリを使って踊るフラや、男女ペア、そして最後は美しいソロが披露されました。
トンガ:トンガは「フレンドリーアイランド」と呼ばれるほど、陽気でハッピーな人々が住む島です。ダンスも、床に座りトンガ人の生活を表現したとても楽しいものでした。
アオテアロア: 現在はニュージーランドという国名で呼ばれるのが一般的ですが、日本ではなかなか見る事ができないマオリ族のダンスはとてもユニーク。女性はポイボールと呼ばれる、両端に白いボールがついた紐を上手に操って踊ります。一方、男性は「ハカ」と呼ばれる勇ましい戦いのダンスを披露しました。マオリ族の「ハカ」は戦いの前などに踊り、目を見開き、舌を出し敵を威嚇するダンスは迫力満点です。
タヒチ:ハワイの「フラ」はハンドモーションで物語を伝えますが、タヒチの「タムレ」は激しいヒップの動きが特徴です。真っ赤なドレスに黄色と黒の腰飾り、そして冠のようなフェザーの飾りが美しく、観客の皆さんからもため息が聞こえて来ました。
サモア: サモアンダンスの目玉は何といっても、ファイヤーナイフ・ダンス。3度の世界チャンピオンに輝いたデイビッドさんがファイヤーナイフを手に、ステージに現れると、会場がどよめきました。最後は二本のナイフを巧みに操り踊る姿に、観客からも大きな拍手が送られました。

 今回来日したダンサー達は、全員が常にアロハ・スピリットを忘れず、パフォーマンス後も笑顔で記念撮影に応じたり、休憩や移動時間もずっと歌ったり踊ったりの大騒ぎでした。特に日本食が気に入った様子で、食事の時間が楽しみだったようです。ちなみに、食べ盛りの男性ダンサー達のお気に入りは牛丼、女性陣はおやつにクレープをよく食べていましたよ。チームの中には、5歳でポリネシアダンスを始めたという女性ダンサーや、現役大学生の若いダンサーもいました。今回、お台場でショーをご覧になった方も、残念ながら見逃してしまった方も、次回ハワイへ行かれる際は、ぜひポリネシア・カルチャー・センターへお出かけ下さい。本場ハワイで、100名以上のダンサー達が90分に渡ってお届けする夜のポリネシアン・ショー「ホライズン!」は圧巻です!


【ポリネシア・カルチャー・センターについて】

ポリネシア・カルチャー・センターはオアフ島ノースショアのライエに位置するハワイで最も人気のあるテーマパークです。約5万坪もの広大な敷地の中には南太平洋ポリネシア地域を代表する7つの島々が再現されており、日中は、それぞれの島々のビレッジで歌やダンスの見学や、子供も大人も夢中になって楽しめるポリネシアのゲームや遊び、園内を流れる川の水上で行われる「カヌーショー」が楽しめます。

 ポリネシア・カルチャー・センターのご案内: http://www.pacificresorts.com/hawaii/polynesia/
 

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