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ハワイ州には主要な八つの島々があり、そのうち最も大きいのがハワイ島です。このハワイ島の南東部にあるのがハワイ火山国立公園で、その中心となっているのがキラウエア火山です。このキラウエア火山(1247m)は世界で最も活発で、最も安全な火山であるとされています。現在も溶岩が火口から流れ出て、陸地を通って海に流れ込んでいて、日々刻々とハワイ島の面積を広げています。まさに地球が活きていることを証明しているかのようです。こうした火山の活動を目の当たりにできる世界でも珍しい存在として、ハワイ州では唯一の世界遺産(自然)として1987年に登録されました。
キラウエア火山はマウナ・ロア山の南東部側面に位置していますが、このマウナ・ロア山は海抜4169mの高さがあり、ハワイでは2番目ですが、その体積は世界最大の約4万2000立方kmもあって、富士山の30倍もの体積を誇っています。山頂にあるモクアウェオウェオ火口は地球上で最も巨大な火口と言われています。
キラウエア火山にもモクアウェオウェオ火口に匹敵するような巨大なハレマウマウ火口があり、現在でも白煙を上げています。この火口は火の女神「ペレ」が住むという神話があり、神聖な場所としてあがめられてきました。南東地溝帯にあるプウ・オオ火口は1983年から溶岩が流れ出ていましたが、2007年に火口壁が崩落したため、溶岩の流出は止まってしまいました。その代わり、火口の近くの裂け目から溶岩が流出するようになりました。
世界一安全な火山とは言われていますが、それはあくまでも相対的な意味であって、絶対的に安全というわけではありません。長い間、噴煙が止まっていたハレマウマウ火口が2008年3月、水蒸気爆発を起こし、一時公園内の一部地域への立ち入りが禁止されています。ただ、火山研究のメッカとして、火山観測所や火山研究所、火山博物館など観光施設としても整備されているだけでなく、世界中から多くの火山研究者も集まっていて常時、火山の状況が観測されています。 |