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イスタンブールはよく知られているように、ボスポラス海峡をはさんで、アジアに属するアナトリア半島側とヨーロッパに属するトラキア地方側とで一大都市を構成しています。そのうちトラキア地方側の旧市街にある歴史的建造物群が1983年、ユネスコの世界遺産として登録されました。
イスタンブールは4世紀以降、ローマ帝国や東ローマ帝国の首都(コンスタンティノーブル)として発展、1453年にオスマン帝国が激しい攻防戦の末、コンスタンティノーブルを占領して、東ローマ帝国を滅亡に導いた後、オスマン帝国の首都となりました。1923年のトルコ革命によって首都の座をアンカラに奪われましたが、依然としてトルコの経済・文化の中心として発展を続けています。こうした歴史的背景から東西文化の合流地として、他の都市には見られない文化遺産が残されています。
旧市街のなかでもスルタンアフメット(遺跡公園)地区には、アヤソフィア、スルタンアフメット・ジャーミィー(ブルーモスク)、トプカプ宮殿、地下宮殿(バシリカ・シスタン)などイスタンブールの繁栄を象徴する建築群があります。
アヤソフィアは正統派キリスト教の大聖堂として建設され、ローマ帝国が東西に分裂後、ギリシャ正教の総本山となっていましたが、オスマン帝国によってトルコでも第一級のモスクに変えられ、現代ではトルコ共和国の博物館になっています。ブルーモスクは17世紀初期に建設され、世界で最も美しいモスクと言われています。
トプカプ宮殿はオスマン帝国の君主が居住した宮殿で、海峡に突き出た半島の先端にあり、現在では博物館として使用されています。バシリカ・シスタンは地下宮殿と言っていますが、東ローマ帝国時代の大貯水槽の遺跡です。その他、オスマン建築の最高傑作の一つと言われるスレイマニエ・モスク、城塞都市コンスタンティノーブルを今に伝えるテオドシウスの大城壁、3つの教会と聖堂の複合建造物であるゼイレク・モスクなどがあります。
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