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トップページ > クルーズ羅針盤 > 連載・クルーズ客船で行く世界遺産
■連載「クルーズ客船で行く世界遺産」
 国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が認定する世界遺産は、人類の共通の宝物として次の世代に受け継いでいくべきものであり、同時に観光資源としても注目を集めています。観光旅行の王様とも言えるクルーズに適した世界遺産を順次紹介していきます。
第3回:ラ・フォルタレサとサンフアン歴史地区とピトン管理地域
柏木 史楼
ラ・フォルタレサとサンフアン歴史地区(アメリカ・プエルトリコ)


サンフアン港入港時には間近に望むことができるサン・フェリペ・デル・モッロ砦

 プエルトリコ島はカリブ海北東にあります。現在はアメリカ合衆国の自由連合州の本島になっていますが、1493年にコロンブスが到着して以来、19世紀までスペインの支配下にありました。1898年の米西(アメリカ―スペイン)戦争終結後にアメリカ合衆国の保護領となり、現在に至っています。ラ・フォルタレサとサンフアン歴史地区は、16世紀に創設された大航海時代の貴重な文化財として、1983年に世界文化遺産として登録されました。

 スペインによる本格的な植民地化は1508年、最初の統治者となったフアン・ポンセ・デ・レオンによって始められました。最初入植地はプエルトリコ島の北東部にあるサンフアン湾の近くにあるカパラでした。しかし、1521年にサンフアン湾の北側に位置するサンフアン島の西端、現在はオールド・サンフアンと呼ばれるサンフアン市の旧市街に移されました。ここに総督府のラ・フォルタレサや砦が築かれ、これらの文化財がサンフアン歴史地区として世界遺産に登録されたのです。

 プエルトリコのサンフアン湾はスペインとメキシコの間を行き来するスペイン船にとって重要な中継寄港地でした。その存在はカリブ海だけでなくメキシコ湾沿岸を防衛するには極めて重要な拠点でした。スペインは1520年代初頭からサンフアン島に総督府や市街地の建設とともに要塞の建設を開始しました。オールド・サンフアンの多くの建物は16世紀から17世紀にかけて建てられています。

 その中でもラ・フォルタレザはサンタ・カタリナ宮殿とも呼ばれ、総督府として1530年代前半に建設され、現在ではプエルトリコの知事の官邸として使われています。大航海時代を通じてアメリカ新大陸では最大規模を誇る豪華な大邸宅でした。また、サンフアン湾を守るために造築されたサン・クリストバール砦、サン・フェリペ・デル・モッロ砦はポルトガルやイギリスの艦隊との戦いの歴史を刻んでいます。サンフアン大聖堂も
初期に建設された建造物の一つで、フアン・ポンセ・デ・レオンの墓があります。


旧市街を囲む城壁とプエルタ・デ・
サンフアン(サンフアン門)
スペイン時代の面影を残す旧市街
サン・フェリペ・デル・モッロ砦沖を
航行するカーニバル・デスティニー

ピトン管理地域(セントルシア)


双子の大ピトン山(グロ・ピトン山)と小ピトン山(プチ・ピトン)
写真提供:St. Lucia Tourist Board
 カリブ海の東南境界を形づくる小アンティル諸島の中にセントルシア島があります。この島は、形が台湾島に似ていますが、面積は佐渡島よりも小さい。この島の南西部に教会の尖塔のような形をした二つの山が切り立っています。この双子の山を中心にした陸地と西側の海域を含めた総面積2909ヘクタールが世界自然遺産として2004年に登録されました。

 セントルシアはエリザベス二世女王を元首とする立憲君主制をとっていてイギリス連邦に属しています。人口は約16万人で、首都はカストリーズです。

 カリブ海の開発途上国である小国から初めての世界遺産に登録されたのは、二つの特異な形をした火山性山岳(大ピトン山・小ピトン山)と、浸食された溶岩洞窟が海面から隣り合っていて、ひときわすぐれた自然美および美的な重要性をもつ最高の自然現象であること、また、これらの地形が地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であることが評価されたためです。

 大ピトン山(グロ・ピトン山)は798m、小ピトン山(プチ・ピトン山)は746mの高さがあり、教会の尖塔(せんとう)を思わせる、切り立った美しい山容を形造っています。セントルシアの国旗には、この双子山を重ねた形の図案が描かれ、セントルシアの象徴となっています。

 ピトン管理地域(ピトンズ・マネジメント・エリア)は、双子山(ピトンズ)を中心とした陸域保護地域467ヘクタール、陸域多目的地域1567ヘクタール、海洋管理地域875ヘクタールからなる総面積2909ヘクタールの自然保護区となっています。亜熱帯林から熱帯林を含む豊かで多様な植生と、その森林に生息する小動物、そして前浜の海域に生息する魚介類も多種にわたっています。海域の約60%をサンゴ礁が占めています。

付近には美しく豊かな海が広がる
写真提供:St. Lucia Tourist Board
周辺の海でのダイビングも人気
写真提供:St. Lucia Tourist Board
首都カストリーズの港
写真提供:St. Lucia Tourist Board

【南カリブ海クルーズ】
セレブリティ・ソルスティス
セレブリティー・ソルスティス 2008年12月、117,000トンのメガシップがデビュー!

7泊8日 東カリブ海クルーズ<Aコース>

フォートローダーデール〜サンフアン〜セントマーチン〜トルトラ〜フォートローダーデール

7泊8日 東カリブ海クルーズ<Bコース>
フォートローダーデール〜サンフアン〜バセテール〜セントマーチン〜フォートローダーデール


カーニバル・デスティニー
カーニバル・デスティニー 世界遺産の街、サンフアン発着のおすすめ南カリブ海クルーズ!

7泊8日 南カリブ海クルーズ(2007年12月まで)

サンフアン〜セントトーマス〜ドミニカ〜バルバドス〜セントルシア〜アンティグア〜サンフアン

7泊8日 南カリブ海クルーズA
サンフアン〜セントトーマス〜ドミニカ〜バルバドス〜セントキッツ〜ラ・ロマーナ〜サンフアン

7泊8日 南カリブ海クルーズB
サンフアン〜セントトーマス〜ドミニカ〜バルバドス〜セントルシア〜アンティグア〜セントキッツ〜サンフアン

カーニバル・ミラクル
カーニバル・ミラクル 8泊9日 南カリブ海クルーズ
フォートローダーデール〜セントマーティン〜セントキッツ〜セントルシア〜フォートローダーデール


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