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トップページ > クルーズ羅針盤 > 船旅ものがたり
■船旅ものがたり
このページではクルーズ乗船記や船にまつわる歴史、逸話など、船旅に関する読み物を掲載しています。今回はクルーズライターの拓美晟が、飛鳥II・2007年世界一周クルーズにイスタンブールよりピレウスまで乗船した際の乗船記を紹介します。
飛鳥II世界一周クルーズ乗船記(前編)
クルーズライター:拓美 晟
4月26日(木)トルコ/イスタンブールでの1日

 昨夜のトルコ航空で到着して夕食を食べに行こうと思いながら、気がついたら寝ていました。従って今朝はスッキリと目覚め爽快な朝を迎えました。ホテルで朝食をゆっくり食べながら、今日1日のプランを立てようっと。「飛んでイスタンブール〜♪」と口ずさみながら初めてこの地に船でやってきたのが1992年。あ〜月日の経つのはナント早いことか。 その後何度もイスタンブールにやってきたけれど丸々1日自由に使えるのは今日が多分始めて。「ひとりでうまく行動できるかな〜?」と多少の不安をかかえながらも栄養たっぷりの蜂蜜をヨーグルトに入れた健康的な食事に身も心も満たされて(勿論その他、卵料理やビーフ使用のソーセージにベーコンも沢山食べましたが。)、レストランスタッフのやさしい笑顔に勇気をもらいまだ肌寒い街の中へ 一歩踏み出しました。


民族衣装を纏った少女たち

民族衣装の少年たち

路面電車

 さて、ホテルから少し歩くとそこは街の中心のタクシム広場。車と人が行き交う活気溢れるこの広場に何かひときわ目立つ団体を見つけました。「わぁ〜かわいい!」ナント民族衣装を着た少年少女たちです!!「MAY I TAKE A PHOTO?」と引率の先生らしき人に声をかけると「いエース、いエース!」と答えてくれて、子供たちにカメラを向けると、ナント、マア彼らの愛らしいこと。そう言えば私もウン十年前、まだほっぺの赤い小学生の頃、鎌倉の大仏様の前で外国人観光客に写真を撮られるとき、なんとなく恥ずかしいような、誇らしいような気分になったものです。(あ〜、遠い昔)

 その後ガラタ塔に向かいながら歩行者天国になっているショッピング街をブーラ、ブラ。ショーウインドーは若者向けのおしゃれな洋服が沢山。しかも結構なお値段ではないですか?「トルコに行けば私も百万長者!」と言っていた頃が懐かしい。もうまっすぐガラタ塔に行くしかないわ。路面電車をよけながら無事に塔まで到着。入場料を払いエレベーターに乗り、そこから階段でまた登ると、旧市街のモスクが堂々と建っているのが見えました。なんだか感動。そこからしばし眺めていると、「もしかしたら旧市街まで歩けるかも。」と考え大体の道筋を頭に入れて目指すは「ガラタ橋」。橋では沢山の人達が釣竿をたれていたけど一体何が釣れるのかしら??


ガラタ塔からの旧市街の眺め

ガラタ橋

モスクと子供

 さて、スパイスバザール、グランドバザールの脇を抜けやってきました旧市街はブルーモスクにアヤソフィア。空は青空、チューリップは満開。こんなに幸せでいいのかしら?正装した子供は割礼した後らしいが、なんともさわやかな笑顔。


軍事博物館

 午後は橋のたもとで鯖のサンドイッチを頬張り、チャイを飲み休憩をして元気の出たところで新市街地へ。向かうは軍事博物館。午後3時から音楽隊が演奏してくれるというので、間に合うようにタクシーをつかまえレッツ・ゴー!2時半前に到着して入場料を払い「音楽隊はどこで演奏するの?」と聞くと皆さんなぜか「???顔」よ〜く話を聞くと、どうやら私は軍事博物館ではなしに「海軍博物館」へ来たらしい。「そちらは明日行けば?」というスタッフの皆さんの声を振りきって、またもやタクシーを捕まえて今度こそ目指すは「軍事博物館!」それにしても海軍博物館の皆様、私が間違えたのに気持ちよく入場料返してくれてありがとう。それでは軍事博物館の演奏中の写真をどうぞ。

 今日は1日良く動きました。昼間は良い天気でしたが夜はコート無しでは寒いくらい。女の子たちはロングブーツをまだ履いているけど、それにしても綺麗でかわいらしい女性が多いわ。羨ましい。明日はいよいよ飛鳥IIに乗船。わくわくドキドキしながらベッドに潜り込みました。


4月27日(金)トルコ/イスタンブール、飛鳥II乗船

 飛鳥IIが夕方4時にイスタンブールのカラキョイ港に接岸、だからなんとなく気持ちがソワソワして観光に行く気にもなれずに午前中はホテルの近くを散歩したり、お店をのぞいたりして過しました。

 午後、少し早めにホテルを出発してカラキョイ港へ。まだ早いので運転手さんが気を利かして旧市街までドライブしてくれている。沢山の車と交通渋滞、道路脇に咲く花々。


飛鳥IIイスタンブールに接岸

飛鳥IIスタッフがこんなところにも

私のキャビンを特別公開


飛鳥IIから眺める美しい夕焼け
 

 時間前に港に到着。なんだか風が強く岸壁に立つと肌寒いくらいでした。入管のセキュリティーオフィサーが「風が強いから少し遅れるかも知れないよ。寒いから中で待ってなさい。」と優しい言葉をかけてくれました。人の親切って嬉しいですね。さて予定の時間を少し遅れて飛鳥IIが港に入ってきました。白い船体が旧市街を背景に入港してくる姿はなんて優雅なのでしょう。風が強くて接岸には時間がかかったけど、岸壁から眺めているとまた別の美しさが発見できます。例えば、ホラあんなところでもスタッフの人達が働いているのですね。

 問題なく飛鳥IIに乗船。ジャーン私のキャビンを特別公開。今更私がここであえて言うことではありませんが、お部屋にはバスタブがついていて冷えた私の体と心を暖めてくれ温まった体にはスッキリさわやか冷たいオレンジジュースとウーロン茶、そしてミネラルウォーターがいつも冷蔵庫に常備されています。なんかそういうのって嬉しくなりますね。チョット横になったのでシーツに多少のしわがよっていますが、本来はキチッと皺もなくベッドメイキングされています。あしからず。

 美しい夕焼けを眺めて飛鳥IIで過す至福の時間。


アヤソフィアとチューリップ
 
4月28日(土)終日トルコ/イスタンブール

 本日は終日イスタンブール滞在です。今日も1日晴天に恵まれて絶好の観光日和。美しいアヤソフィアとお花のハーモニーをお楽しみください。


4月29日(日)トルコ/イスタンブール出港


ボスポラス海峡に架かる橋を通過

花蘇芳(ハナズオウ)の木々と要塞

どこまでも続く海


パームコート
 

 飛鳥IIの出港光景がどうしても見たくて、早起きしてビスタラウンジへ。モーニングコーヒーを飲みながら対岸の旧市街を眺めると、ここが東地中海を征服した男たちの都だったのだなとしみじみと感じます。そんな遠い昔の繁栄に想いを馳せながら飲むコーヒーの美味しいことといったらありません。キャプテンの放送によるとパイロットが15分遅れで乗船とのこと。いよいよ黒海に向けての旅が始まります。期待と興奮に胸が高まりますが、そんな私の気持ちを知ってか知らぬか、飛鳥IIはスムーズにイスタンブールの港を後にしました。ボスポラス海峡は見所が沢山です。キャプテンの放送に合わせて、右舷、左舷と走る私。特に印象に残ったのは橋の下をくぐりぬけた時と対岸にきれいなピンク色の花をつけた花蘇芳(ハナズオウ)の木々と、そこにどっしりと構える要塞の姿。

 日曜日ともあり、多くの地元の人々が岸を散歩したり、カフェに腰掛けたりしてますが、あそこの人々から私たちの姿はどう見えているのでしょうか?途中、キャプテンがイルカを見つけたようで、その放送をしてくれましたが、その時のキャプテンの声がとっても優しかったのが印象的でした。

 海峡を抜けるとその先は、真っ青な空とどこまでも続く海でした。

 午後のパームコートは人影も少なく静かにピアノの調べが流れています。一体自分がどこにいるのか忘れてしまうような、現実と非現実の狭間に波揺られるような貴重な午後のひとときでした。


4月30日(月) 07:00オデッサ入港

 初寄港地のウクライナはオデッサに飛鳥IIは朝7時入港しました。港には歓迎のバンドがにぎやかな演奏をしてくれています。顔つきも今までのトルコの人々とはずいぶん違う印象をうけますね。チョット肌寒い黒海の港ですが、暖かい歓迎に触れて元気に街まで散歩に出発。街の中心までは船からのシャトルバスもでていましたが、私は迷わず徒歩にて歩き始めました。7,8年前に一度船でこの地に寄港したことがありますが、一体どのように変わったやら興味津々。前回はこの階段が有名な映画「戦艦ポチョムキン」のシーンに出てくることさえ知らずに来た街ですが、今回は階段の写真もバッチリ撮りました。


オデッサでの歓迎の演奏

「戦艦ポチョムキン」に出てくる階段

綺麗になっていたオデッサの街

 昨日船内で小林和男先生による講演がありました。題は「エカテリーナ・ポチョムキン・オデッサ 〜オデッサが歴史を変えた〜」。港や街を訪れる前にこういった貴重なお話を聞くことができるのは本当に嬉しいですね。実はまだ名画といわれる「戦艦ポチョムキン」を観たことのない私。日本に帰ったら早速観てみようと言う気持ちになりました。街は前回訪れたときよりもずいぶんと綺麗になった。というのが第一印象でした。歩く人々の服装も顔つきさえも明るいような気がします。街の中には洒落た標識が統一されて立ってますが一体何が書かれているやらチンプンカンプン。


ウクライナの標識

スタッフ、クルーメンバーの避難訓練風景
 

 本日チョット感動したのはクルーの避難訓練。皆真剣に取り組んでいるのが、遠目からも感じました。こういった日々の積み重ねが航海の安全に繋がるのでしょうね。しばし感謝。

 夜19時船はオデッサの港を静かに出港しました。

 (次号に続く・・・)

飛鳥IIで行くクルーズ

2008年3月までの飛鳥II、国内クルーズをご案内しております。

詳細はこちら

【飛鳥II、おすすめクルーズ】

■南西諸島・台湾悠々クルーズ


南の島特有のゆったりとした雰囲気や奥深い文化、独特の食の楽しみも魅力です。台湾では基隆と花蓮に寄港し、活気ある街の雰囲気もお楽しみ下さい。

期間:2007年11/25(日)〜2007年12/7(金)13日間
スケジュール:横浜〜神戸〜那覇〜基隆〜花連〜石垣〜名瀬〜神戸〜横浜
旅行代金:564,000円〜2,340,000円

■上海・青島 浪漫クルーズ


海と悠久の時に包まれて大陸を巡る歴史紀行

期間:2008年3/16(日)〜2008年3/27(木)12日間
スケジュール:横浜〜鹿児島〜青島〜上海〜横浜
旅行代金:405,000円〜2,090,000円

■春うららクルーズ


四国・九州・瀬戸内海の春を巡る、うららかな時間

期間:2008年3/27(木)〜2008年4/2(水)7日間
スケジュール:横浜〜高知〜種子島〜岩国〜横浜
旅行代金:300,000円〜1,200,000円

詳細はこちら
飛鳥IIモニタークルーズ乗船記クルーズ羅針盤「船旅ものがたり」

飛鳥IIモニタークルーズ乗船記(2006年3月掲載)
クルーズ羅針盤「今月のスポットライト」

さよなら名船飛鳥(2006年2月掲載)
 
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