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トップページ > クルーズ羅針盤 > スポットライト > 祝40周年!クイーンエリザベス2世号潜入レポート
■今月のスポットライト

 早春の嵐が過ぎ去ったこの日、横浜港には言わずと知れた銘船、クイーン・エリザベス2世号(以下QE2)が寄港しました。豪華客船の黄金時代の風格漂う女王の内部に期待しつつ、船内視察に参加してきました。

 午前10時、今朝入港したばかりのQE2といよいよ対面! その存在感に圧倒されつつ、横浜港大桟橋のターミナルへ。徐々に迫ってくる「CUNARD」の文字、赤地に二本の黒い線が入ったファンネルなど、その歴史ある趣からは一種の躍動感を覚えた。

優美なクイーンエリザベス2世号
今回は5デッキの入り口から乗船
廊下

 横浜港にはすでにQE2の来訪を心待ちにしていた人達が一眼レンズを片手に右往左往。プロのカメラマンに引けを取らない人、目を輝かせた老夫婦からは「QE2は70,000トンで・・・」、「前回の時より天気がいいなぁ・・・」など時折聞こえるささやきには、まるで久々に帰郷する親戚を迎え入れるかのような感覚を覚えた。

船内のいたるところに往年のキュナード・ラインのポスターも
落ち着いた雰囲気のカジノ
アッパーデッキのプロムナード

 今年で進水式から40周年を迎えるQE2の内覧会には業界関係者320名が集まり、より関心の高さがうかがえる。内覧会と言えど念入りな身分証明書のチェックを終え、いよいよ船内へ。

 今回は参加者が多い為に、グループ毎に進行。私はちなみにグループHだったので、どちらかというと後半のスタート。地上からセキュリティチェックを待っている間、船体を眺めていると目に飛び込んできたのは濃紺の船体に並ぶ丸窓。角窓やバルコニー付キャビンを多く持つ新造船が増加する一方で、この歴史と伝統が集約されるクルーズ船に、停泊している間だけとはいえ乗船出来る喜びを改めて感じた。

シアター
グランドラウンジ
エリザベス女王胸像

 乗船してまずはシアターへ。上段と合わせて580名が利用可能なそのスペースは天井高、機材など最新鋭とはとても言えないが、柔らかい光と座り心地の良いイスがそこでの快適さを演出していた。内覧会の参加者全員が揃うとキュナードラインの日本地区販売総代理店である(株)クルーズバケーション木島社長のご挨拶、そして本年のクルーズラインナップの説明が約20分程にて行われた。


クイーンズ・グリル
 その後、同じくアッパーデッキにあるグランドラウンジへ移動してカクテルパーティーが行われた。320名を収容したグランドラウンジは少し狭く感じられるも、ダンスフロアを完備した落ち着いた雰囲気。後方にはQE2、クイーン・メリー2世号、そして2007年12月11日に就航されるクイーン・ビクトリアの命名者でもあるエリザベス女王の像が見受けられる。

 スパークリングワインとカナッペを味わいつつ、ゆっくりと高貴な雰囲気を堪能した後は、いよいよ船内見学の本番。まずはクイーンズ・グリルへ。昨今クルーズではフリーダイニング志向が増加傾向にあるが、キュナードラインでは今でも客室のカテゴリーに沿って利用出来るダイニングが定められている。

 ボートデッキに位置するクイーンズグリルはQクラスのキャビン(スイートクラス)に滞在のお客様が利用出来る船内最上級のレストラン。ここは一回制となり、社交の場としてこのクラスのお客様への配慮からか大きめのテーブルが目に付く。おそらくここでは毎夜華やかな晩餐会が繰り広げられていることだろう。

 その後もプリンセス、ブリタニア(Pクラス)、カロニア(Cクラス)、モーレタニア(Mクラス)と各カテゴリーごとのダイニングを見学。QE2に乗船されているお客様の約半数が利用するモーレタニアレストランだけは二回制での利用となる。

プリンセス・グリル
ブリタニア・グリル
カロニア・レストラン

 各レストランにて共通して入口前に「夕食時にはネクタイ、ジャケット着用を」の案内板が掲げられていた。最近はカジュアル志向のクルーズも多いが、さすがQE2ならではの伝統と格式を感じた。

 少し軽めの食事を済ませたい時や、ラフに利用出来るレストランとしてはクォーターデッキのリド・レストランがある。船尾の窓に囲まれた開放的な気取らない雰囲気の空間では、朝、昼、夜とビュッフェ形式にて食事が楽しめる。余談ではあるが、現に我々の見学時にも多数のお客様が利用されており、シニア層のご夫婦が大半を占めていた。

 ターミナルでは若年層のお客様が下船する姿を目にしたが、船内でゆっくり過ごしているのはシニア層。一人一人が自分好みに過ごす事が出来るクルーズの醍醐味を実感する事が出来た。

モーレタニア・レストラン
リド・レストラン
夕食時にはネクタイ、ジャケット着用を

 その後、クォーターデッキにあるバー・チャートルームへ。バーカウンターには大西洋航路の地図があり、かつて北大西洋航路にて客船でスピードを競う大会ブルーリボンの航路、又タイタニック号が1912年に処女航海にて沈没した場所も記されている。また、チャートルームの名の通り、お客様が自由に閲覧できるチャート(海図)も用意されている。

書籍も充実した図書室
かつて大西洋最速を誇ったモーレタニア号の模型
タイタニック沈没地点が記されているチャートルームの地図

 さすがの人気クルーズにつき、今回は満室でキャビンを視察する事は出来なかったが、QE2の内部を直に見る事が出来、大変満足な時間だった。船内を移動中にデッキに出る機会があったが、そこから眺める桟橋には多くの人が集まっていた。夕刻には、荘厳な重低音の汽笛を横浜の町に響かせながら、大勢の人々に見送られたQE2。歴史ある豪華客船でクルーズライフを送る中、各国の港で待ち望むクルーズファンの出迎えや見送りを肌で感じられる事は、キュナードの誇る「ホワイトスターサービス」とともに、この船に乗船したお客様だけが味わえる最高のサービスなのかもしれない。

パビリオンから見たプール
デッキ
沢山の人に見送られたQE2
2005年3月、QE大阪入港の際の船内視察レポートも掲載しています!
「クイーンエリザベス2世号」視察 (2005年3月)
クイーン・エリザベス2
クイーン・エリザベス2


QE2乗船のラストチャンス!

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15泊16日 地中海オデッセイクルーズ
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