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パイロットボート
2007年8月15日 |
パイロットボートをご存知ですか?
クルーズ愛好家でも意外と知らないのが、このパイロットボートの存在。船が港に出入りするとき、PILOTと書かれた小さなボートが客船のそばをチョロチョロと走っているはずです。そして、とつぜん、大きな客船に横付けしたかと思うと、なんと船から船へと人が飛び移ります。こんな大胆な行為が、実は、すべての港で行われているのです。今日はその様子をうまく撮影することが出来ました。
このボートの正体は、日本語で言うところの水先案内人。
港に入って着岸、離岸するには、その港の特殊ルール、暗礁や特別な海流、風のある場所など、より多くの注意と知識が必要になります。そして実際に船の上からそれらを認識して操船するには、多くの経験も必要となるのです。
当然、世界中すべての港を熟知したキャプテンなどいるわけもなく、入出港時には、その港を熟知しているパイロットと呼ばれる水先案内人が乗船し、指揮を取るのが、通例となっています。
パイロットは、その港の知識だけでなく、船の知識も必要なため、キャプテンを引退した高齢の方がやっていることが多いと誰かに聞いたことがあります。それにしても、縄梯子を使って、揺れる海上で、船から船へ、さっと飛び移るさまは、とても高齢の人とは思えない身軽さです。
それに、大きな船が小さなスペースにぴたっと着岸すると思わず"すばらしい!"と拍手してしまいます。船は速度を落とすと同時に操舵性が悪くなって行き、推進力のなくなった船の舵をいくら動かしても船は動かず、ただ風と波の影響をうけて流されるのみです。急にとまれないし、速度を落とすと舵の効きが悪くなる・・・・そのバランスをうまく掴んで船を止めるのは、ほんとうに難しいのです。
私は、ヨットで風と海流の強かったとき、何度も着岸に失敗して、永遠に帰れないのでは?という気持ちになったことがあります(苦笑)。
入出港時には、ぜひこのボートを探してみてください。見つけたらきっと拍手を送りたくなると思います(笑)。
※赤いパイロットボート・・・8月15日バレンシア沖にて撮影。
白いパイロットボートとシンフォニア・・・8月24日マルタ島バレッタ港にて撮影。
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