頂上にある白帝廟には、劉備が諸葛孔明に後事を託した場面を再現した塑像が並んでいて、三国志を読んだことのある人にとっては、さらに想像力を掻き立てられるようなつくりになっている。 また、石碑や刻石を集めた碑林もあり、書道などに興味がある人も楽しめる。
しかし、私がこの白帝城観光で一番印象に残っているのは、山頂付近から見る瞿塘峡の景色だ。 雨が降り、霧も出ていたその日の景色は、最高とはいえないものだったかもしれないが、ゆっくり眺めていると、胸の奥に滲んでくるような景色だった。 もちろん、船上のデッキからも瞿塘峡は見ることができるが、ちょっとだけ高いところから目線を変えて見る瞿塘峡は一味違った印象だった。