一番のお気に入りは、何と言っても延安東路から中山東一路に曲がるカーブである。ライトアップされた外灘(バンド)がビルの谷間からいきなり現れる。 延安東路が高架道路で中山東一路が地面なので、下りながら眺めることとなり前の車が邪魔にならない。自分たちだけのための眺めである。あまりに突然出現するため、その美しさに黙っていられる者はいない。「ギャア!!」とか「ワァーッ!」とか必ず叫んでくれる。 なので、私は上海に初めて来た友人を外灘に案内する時は、必ずこの道を通るようにしている。しかし、残念ながら高速の出口なので、写真は撮れない。 外灘の写真は難しい。まず、黄浦公園から撮るなら、朝が良い。朝は浦西側のビルが太陽を浴びているし、人も少ない。早ければ太極拳をやっているグループと会うこともできる。もちろんその時間は浦東側は逆光である。 ライトアップの夜景を撮るなら、時間に合わせてベストポジションを陣取らなければならない。私の個人的なおススメ撮影スポットは、 外灘3号 7階 New Heights 外灘5号 7階 M on the Bund である。 どちらも私の大好きな大時計のある「上海海関」と「上海浦東発展銀行」の丸いドームが撮れるので気に入っている。 2つのレストランはとなり通しのビルで同じ7階だが、New Heightsの方が位置が高い。眺めは甲乙つけがたい。 いずれにしても、予約して食事しないとベストポジションは陣取れないので、お金もかかる。そしてどちらもベストポジションは外のバルコニー席なので、冬は寒い。夏は暑い。気温がちょうど良くて、晴れている日を狙わなければならない。 話題の外灘18号7階の「Bar Rouge」は入るには入ったが、当時、最低消費額が2000元と言われ、あまりの高さにさっさと退散してしまった。ずうずうしくもバルコニー席からの眺めの確認は怠らなかったが、ここからは和平飯店と浦東しか撮れず、「上海海関」は見えないので私としてはバツである。 美しい東方明珠を上から写したいなら、浦東側の金茂大厦88階の展望台がお勧めだ。しかし、いかんせん高すぎて浦西側のビル群は小粒にしか写せない。
外灘を真剣に楽しむのはナカナカ難しいのだ。