私は橋に弱い。重慶や南京の長江大橋、鄭州の黄河大橋、程陽の風雨橋など、なんとなく惹かれてなんとなく行ってしまう。この鳳凰もまさに橋に惹かれて行った街の一つで、ミャオ族が住んでいることや城壁があることなど知らずに橋に吸い寄せられるように行ってしまった。 行ってみると鳳凰は小さな城壁都市で、細い路地には店が数多く立ち並びとてもにぎやかで、道端では名物のしょうが飴づくりや美しい民族衣装のミャオ族の行商のおばちゃんやちょっとおしゃれなブティックや銀のアクセサリー屋など1日散歩して飽きない街である。 目的の「虹橋」の内部にはお土産物屋が並んでおり、狭くなった通路を人も荷車もごっちゃになって両方向に進んでいるので、出てくるとホッとする。この橋は外から眺めているのがベストのようだ。 目的の「虹橋」とは別におもしろい橋があった。「跳び岩」である。大きな長方形の石が一列に川に突き刺さっているだけの橋である。勇気を出して渡ってみたが脇の下にたっぷり冷や汗をかいた。 蛇江に沿って鳳凰独特の建築様式である吊脚楼の家々が建ち並んでいる。この建物を利用した民宿やレストランも多く、沱江にゆったりと浮かぶ船を見ながら食事が楽しめる。バーも多くあり、夜、赤い提灯に照らされた沱江を窓の外に眺めながら飲むお酒はまた格別であった。