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それは日曜日の午後3時。そろそろセラ寺の観光を終えて車に戻ろうとしたとき、臙脂(えんじ)色の僧服を着た若いお坊さん何人かとすれちがった。
最初は若い修行僧の写真が撮れてラッキー! てなもので笑顔で許しを請いながら、カメラを向けていたが、だんだんファインダーに収まり切らないくらいお坊さんたちが次から次へと湧いて出てくる。するとガイドさんが叫んだ「今から問答修行が始まります!」 普通は日曜日はお休みなんですが今日は天気が良いので急に行うことになったそうです!
会場である寺院の庭は300人の修行僧で埋め尽くされていた。問答は、立って質問する僧と座ってそれに答える僧の1対1で行われる。質問の仕方がおもしろい。体を大きくのけぞらせながら質問し、質問し終わると同時に、まるでシンバルを叩くように手をたたく。すると座っている方がその質問に答える。
ガイドさんから聞いたところによると、質問する方が後輩で答える方が先輩なんだそうで、質問に答えられないと後輩たちから馬鹿にされるので大変なのだそうだ。質問は梵語で行われるのでチベット族のガイドさんも内容はわからないらしい。
春の日差しの中でちょっとカメラを意識しながらも真剣に問答修行を行う僧たちは皆美しいお顔をされていました。
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